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【投資信託】世界経済インデックスファンドはインデックス型?それともアクティブ型?


世界のGDP比を参考に資産配分を決定する世界経済インデックスファンド(三井住友トラスト・アセットマネジメント)ですが、2016年12月28日にポートフォリオを見直したと発表しました。

簡単に言うと、先進国の株式と債券を5%増加する一方、新興国の株式と債券を5%減少させるというものです。(詳細は下記URLをごらんください。)


どういうことが起きるかというと、私は世界経済インデックスファンドをコアファンドとして大きな金額を投じていますので、私のポートフォリオの先進国と新興国の株式と債券の比率が一瞬にして大きく変動するということです。

たかが5%、されど5%。
仮に1000万円の世界経済インデックスファンドを保有していたとすると、50万円分の新興国の株式と債券が売却され、50万円分の先進国の株式と債券が購入されるということです。
毎月積み立てている金額と比較するとかなり大きく、インパクトがありますね。

個人的に諸手をあげて賛成しにくいのは、その理由から。
かなり端折りますが、だいたいこんな感じです。(詳細は下記URLをごらんください。)

トランプ大統領の経済政策への期待等を背景に、先進国を中心に景況感に前向きな見方が増えている一方、新興国は投資資金の流出基調が続き、新興国通貨の下落リスクが高まることが想定される。



事実ではなく、かなり予測が入っています(と感じてしまいます)。

また、参考情報として掲載されている「2016年GDP地域別構成⽐」において
日本:6.3%
先進国(除く日本):54.8%
新興国:38.9%

とあるのですが、にもかかわらず、上記の見通しに基づいて、先進国の株式と債券の比率を60%(+5%)とし、新興国の株式と債券の比率を30%(-5%)とするということです。


地域別のGDP比率はあくまで資産配分決定のための参考でしかありません。
もともとファンドの投資方針にもそのように記載されており、嘘でもなんでもありません。

ではありますが、このGDP比率というものは、このファンドにおける最も重要なファクターであると思われ、多くの投資家は新興国経済の成長を期待しているのではないでしょうか。
そういうことはよくわからないので、全くのお任せという人と二分されるかもしれませんが、少なくとも私はそうです。

そして、このように予測の部分が資産配分変更の大きな要素を占めるとすれば、世界経済インデックスファンドは最早インデックスファンドではなく、広義のアクティブファンドなのではないでしょうか。

ファンドに詳しい人に言わせれば、この投資信託はもともとインデックスファンドじゃないんですよと言うことなのかもしれませんが、ややこしくしているのはファンドの名前が世界経済インデックスファンドだからでしょうか。
名前を帰るといっても、世界経済アクティブファンドというのもイマイチでしょうし。あ、世界経済ファンドならオーケーかな。

うがった見方をすれば、運用会社はこのようなアクティブファンド的な要素を理由に、信託報酬を下げない理由にするのではないかと危惧しています。
特に、昨今の信託報酬の引き下げ競争が熾烈となっている状況がそういった疑念を抱かせずにはおれません。
仮にそうだとしたら、フィデューシャリーデューティーの流れに逆行すると言えなくもないグレーな行為です。杞憂に終わればいいのですが。


次の資産配分の見直しを行う一年後、結果的にこの見直しが功を奏し、見直しをしなかった場合に比べてパフォーマンスに貢献しているかもしれません。
ですが、私には運用結果云々の問題ではない気がするんですね。


ということで、多少の困惑と憤りを感じつつ、今後の投資をどうしようか慎重に検討していこうと思います。


(参考)2016年12月28日 ファンドレポート 「世界経済インデックスファンド/世界経済インデックスファンド(債券シフト型)/世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」ポートフォリオの見直しについて
http://www.smtam.jp/shared/pdf/report_column/HP__20161228_.pdf
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