TOP Page > スポンサー広告 > 【投資信託】ニッセイアセットの信託報酬引き下げについて TOP Page > ■投資 >投資信託 > 【投資信託】ニッセイアセットの信託報酬引き下げについて

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

広告・あなたが関心の高い情報はありませんか?

【投資信託】ニッセイアセットの信託報酬引き下げについて

ニッセイアセットマネジメントがネット証券などの非対面向け商品ラインアップである<購入・換金手数料なし>インデックスファンドシリーズ(以下、シリーズ)7商品の信託報酬を11月22日付で業界最低水準に引き下げることになりました。

信託報酬引き下げというのは、運用会社にしてみれば、その時点での損益の悪化を意味するため、そうそう実行できるものではありません。

この引き下げの背景には、インデックスファンドを取り巻く環境の変化があるようです。以下、その背景を分析したいと思います。

大きな環境の変化として三つの流れがあると思います。

  1. 金融庁による受益者保護の推進

  2. NISAとiDeCo・ネット証券による市場の拡大見込み

  3. ライバル各社の動向



まず、金融庁による受益者保護の推進ですが、同庁が各金融機関に積極的に採用を働きかけているフィデューシャリー・デューティー宣言に代表されるように、受益者である投資家にとって利益になることを第一とした企業活動を行うという流れが、官を発信源としてできつつあります。

現に、ニッセイアセットをはじめ、多くの運用会社・金融機関では同宣言を行っています。これにより、企業活動の中に、株式会社としての営利追求に加え、顧客目線での判断がしやすくなっていることが挙げられます。

次に挙げられるのが、NISA及びiDeCoによるインデックスファンド市場の拡大見込みでしょう。
ご存知のとおり、NISAは多くの人が認知し利用する少額投資非課税制度です。来年度の税制改正要望では、通常のNISAに加え、非課税期間を大幅に引き延ばす「積み立てNISA」の制度創設が求められています。もちろん、制度創設の要望を出しているのは金融庁です。実現可能性は不透明ですが、制度創設となれば、積み立てに適した商品として、「低コストな」インデックスファンドが利用されていくでしょう。

また、法改正により平成29年1月から、基本的に全ての勤労者がiDeCo・個人型確定拠出年金を利用できるようになります。iDeCoは60歳まで投資を行う制度であり、NISAと同じく「低コストな」インデックスファンドの利用拡大が見込まれます。

なお、NISAでは株式やETFは扱えますが、iDeCoにおいては毎月の積み立て金で1円単位で商品購入する必要があるため、現状は株式やETFに投資することができないため、投資信託が活用されています。

そしてその存在を無視できないのがネット証券の存在です。金融リテラシーやITリテラシーの高まりとともに、低コストなネット証券の活用が右肩上がりで伸びており、投資信託の販売も他の金融機関に比べてもものすごい流入量のようです。この流れが途切れることは当面予想しづらいと言えるでしょう。


そして、最後に1、2の作用として、ライバル各社の動向というものが挙げられます。三井住友アセットマネジメントやアセットマネジメントOne、大和投資信託委託などがこぞって低コストなインデックスファンドを新規設定するなど、かつてないほど、投資信託の低コスト化が急激に進んでいます。各社も1、2のような背景がなければ、収益が見込みづらい低コストのインデックスファンドの新規設定はできなかったでしょう。


以上のような背景があり、ニッセイアセットとしても、一気に勝負をかけてきたと思われます。低コスト競争においては、品質よりも数値が全てです。多少のトラッキングエラーがあろうとも、「最もコストが低いものが勝つ」のです。

後発の低コストファンドを設定した各社にとっては誤算だと思います。ですが勝ち目がないわけではありません。2番手、3番手に甘んじるくらいなら、ニッセイアセットと全く同水準に設定するのです。その時点ではじめて品質勝負になりますし、ブランド力がある方が勝つのです。

今後、ニッセイアセットの引き下げに刺激を受け、ますます引き下げの方向に進む可能性はまだまだありますが、2に掲げた市場の拡大がなければ、それも進まないと思います。いくら受益者の利益が一番といっても、運用会社が赤字を出して商品を提供するわけにはいきませんから。個人投資家が低コストなインデックスファンドを好んで利用し、市場が拡大していくなら、各社はコストを引き下げざるを得ないとも考えられます。今後の引き下げのキーは、個人投資家の行動にかかってくると考えられます。
関連記事

広告・あなたが関心の高い情報はありませんか?

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサーサイト

新入社員やこれから投資を始める方へ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。